フランス当局、グーグルにプライバシーポリシーの変更を命じる

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年06月21日 12時31分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Googleはフランスにおいて、同社のプライバシーポリシーを3カ月以内に変更するか、さもなければ罰金を覚悟するよう命じられた。

 フランスのデータ保護当局であるCNIL(情報処理及び自由に関する全国委員会)は現地時間6月20日、ユーザーデータの収集に関するGoogleのポリシーが、いまだにフランスの法律に違反しているとして同社を非難した。もしもGoogleが向こう3カ月以内に同ポリシーを改定しない場合、15万ユーロ(約19万8000ドル)の罰金を科されることになる。また、その後も違反が続いた場合、30万ユーロ(約39万6000ドル)という罰金がさらに科されることになる。Reutersが報じた

 CNILがGoogleに求めている変更は具体的には以下のようなものである。

  • ユーザーの個人情報を処理する目的を具体的かつ明確に定義し、ユーザーがその処理について実質的に理解できるようにする。
  • 実施された処理の統制者が追求する目的に関しては特に、フランスのデータ保護法の第32条で規定されている内容を適用することでユーザーに告知する。
  • 処理された個人情報の保持期間を定めることとし、その期間は情報収集の目的の達成に必要な期間を超過しないものとする。
  • 法的な根拠を得ることなしに、無制限に存在する可能性のある組み合わせをユーザーデータに対して適用しないものとする。
  • 受動的なユーザーデータ、特に「DoubleClick」や「Google Analytics」のクッキー、あるいは「+1」ボタンのほか、訪問したページ上で利用可能なGoogleの他のサービスを用いて収集したデータについては、収集および処理を公正に行う。
  • ユーザーの端末にクッキーを格納する際には特に、あらかじめユーザーに通知し、同意を得る。

 CNILは2012年2月から10月にかけて、Googleのプライバシーポリシーが欧州の法律を遵守しているかどうかを判断する調査グループを主導した。この時の調査結果に基づき、同グループは10月にGoogleに対して、4カ月以内に同社のポリシーを見直すよう勧告していた。しかしCNILは、Googleがまだ「遵守に向けた有意義な対策」をとっていないとして、非難した。

 もしもGoogleが応じない場合、同社はフランス当局の怒りを買うだけでは済まなくなる。

 Reutersによると、CNILの委員長Isabelle Falque-Pierrotin氏は「7月末までに、(EUのデータ保護に関する)タスクフォース内におけるすべての当局がGoogleに対して強制力のある措置を講じるだろう」と述べているという。

 そうなれば、Googleは欧州全域で莫大な額の罰金を命じられる可能性がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加