Appleは米国時間6月19日、Time Warnerの「HBO GO」アプリとThe Walt Disney Companyの「WatchESPN」アプリが「Apple TV」で利用可能になったと発表した。これにより、スポーツの生中継やテレビドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」といった番組が、Apple TVで直接試聴できるようになった。
ただし、ケーブルテレビを解約しようと考えている人にとってはやっかいなことに、ほとんどのコンテンツはすでに有料テレビ放送に加入している人しか見られないようだ。過去の報道では、Appleはこのような問題点の回避を模索していたとされている。
Appleでソフトウェアおよびサービス担当バイスプレジデントを務めるEddy Cue氏はプレスリリースの中で、HBO GOとWatchESPNは2つとも「iOS」でも人気の高いアプリであるため、「Apple TVでも大ヒットになる」との予測を示している。
このApple製セットトップボックスでは、「iTunes」やAppleによる映画の予告編提供など、同社自体のサービスを利用できる数多くのアプリが提供されている。さらには「Netflix」や「Hulu Plus」などサードパーティー製のストリーミングサービスも用意されている。
そして今回の動きにより、HBO GOのユーザーはHBOの番組を無制限で視聴できるほか、特典映像やメイキングなど、番組の本編以外の映像も楽しめる。また、Apple TVのWatchESPNでは、ESPNと関連チャンネルをリアルタイムで視聴できる。
加えて、ESPN.comのハイライトシーンやニュース映像など、ESPNがまとめたオンデマンド放送が、WatchESPNによってApple TVを利用するすべてのユーザー向けに初めて配信される。
Appleはこの日、先の2社ほど注目度は高くないものの、さらに3つのコンテンツプロバイダーを追加することも発表している。英国のニュース放送局「Sky News」、日本のアニメなどを提供する動画配信サービスの「Crunchyroll」、そしてコンサート映像や音楽ドキュメンタリーをストリーミング配信する「Qello」だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
働くあなたの心身コンディションを見守る
最新スマートウオッチが整える日常へ
ドコモビジネス×海外発スタートアップ
共創で生まれた“使える”人流解析とは
Copilot + PCならではのAI機能にくわえ
HP独自のAI機能がPCに変革をもたらす