「iOS 7」に隠し機能が発見された。これは「iPhone」のロック画面上で、大きなパノラマ写真を端から端まで見ることができるというものだ。
この機能は、iPhoneに内蔵されたジャイロスコープを利用し、iPhoneの動きに合わせてパノラマ写真を端から端まで表示する。Appleは、米国時間6月10日に「Worldwide Developers Conference(WWDC)」でこのソフトウェアのデモを行ったが、その時はiPhoneの傾きに応じてロック画面とホーム画面の背景が少し動く様子を見せただけだった。
この見た目に面白い隠し機能については、6月12日付でBusiness Insiderが報じていた。「Vine」に投稿された動画には、iPhoneを動かしてこの機能を表示させる様子が映っている。ただし、この動画を見て気持ち悪くならないよう気をつけてほしい(動画はクリックすれば停止する)。
Appleは、2012年にパノラマ写真撮影機能を「iOS 6」に正式導入した。この機能は「iOS 5」のベータ版で最初に見つかったもので、iPhoneを左から右へとゆっくり動かすことでパノラマ写真を合成できる。同様の機能は、iOSと競合するスマートフォンプラットフォームでも提供されている。例えばGoogleの「Photo Sphere」機能では、インタラクティブに操作できる360度のパノラマ写真を撮影できる。
iOS 7のベータ版は6月10日に開発者向けに初公開されたが、正式リリースまでにさらにいくつかのベータ版が公開される模様だ。Appleは正式リリースの具体的な日付について、2013年秋になるという以外の詳細を明らかにしていないが、その際には次期iPhoneの発表も行われるとみられている。ただし、今のところiOS 7はiPhoneと最新世代の「iPod touch」向けに限られており、「iPad」向けのバージョンは提供されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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