「iOS 7」、「Activation Lock」機能を導入--盗難時のセキュリティを強化

Seth Rosenblatt (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年06月11日 12時37分

 Appleは米国時間6月10日、同社の開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference(WWDC)」においていくつかの「iOS 7」向けのセキュリティ強化策を発表した。そのなかで特に興味深いのが「Activation Lock」だ。同社はこの新機能について詳細に説明しなかったが、Macソフトウェアエンジニアリングを率いるCraig Federighi氏によると、これは「iPhone」や「iPad」が不正にリセットされるのを防ぐためのものだという。

 要するに、「Find My Phone」の追跡機能が無効化されたり、iPhoneが初期化されたりしても、盗んだ人物が所有者のApple IDとパスワードを知らなければ、そのデバイスは使用できないということだ。

 「iOS 7」におけるその他のセキュリティ強化策としては、VPNのアクティベーションをアプリ単位で可能にするというものもあり、これによってユーザーは使用するVPN設定をより細かく制御できるようになる。また、iOS 7ではメッセージのブロックも可能になる。

iPhoneが盗まれてFind My Phoneが無効化された場合、Activation Lockは、異なるAppleアカウントでそのiPhoneが再使用されるのを防ぐ。
iPhoneが盗まれてFind My Phoneが無効化された場合、Activation Lockは、異なるAppleアカウントでそのiPhoneが再使用されるのを防ぐ。
提供:James Martin/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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