サムスンの「GALAXY S4」が、自分が必要とするよりもオーバースペックだと思うなら、同社が提供するより小さく、中級クラスの(そしてもっと安価な)「GALAXY S4 mini」を検討してみるべきかもしれない。
カフェインレスの飲み物が売れているように、サムスンはGALAXY S4と同じ方向性だが、より軽く、機能もやや少ないスマートフォンを提供することを狙っている。GALAXY S4 miniは兄弟機種に比べてややスペックが引き下げられているが(解像度の低い画面、13メガピクセルではなく8メガピクセルのカメラなど)、テレビリモコン機能などのGALAXY S4の核となる機能は削られていない。
以前の「Galaxy S III mini」と同じで、このバージョンのターゲットは、ハイエンド層ではなくマス市場だ。GALAXY S4 miniは、重要な機能はあまり犠牲にせずに、看板機種であるGALAXY S4よりも安い選択肢を示す役割を負っている。
サムスンの中級機種であるminiは、洗練されたGALAXY S4と比べ、やや背が低く、厚めで、幅が広くなっているが、基本的に同じデザインを踏襲している。角が丸かった元機種と同じで、miniも丸みを帯びた辺、金属的な枠、四角ばったホームボタンを持ち、ブラックとホワイトの2色が用意される。
具体的に言えば、GALAXY S4 miniは高さ124.6mm(4.9インチ)、幅61.3mm(2.4インチ)、厚さ8.9mm(0.35インチ)で、重さも軽くなり107gとなっている(GALAXY S4は130g)。3GのみのデュアルSIM版は、わずかに重い108gだ。
GALAXY S4とこの年下のいとこのハードウェア上の違いについて最初に目に付くのは、画面の品質かもしれない。960×540ピクセルであるGALAXY S4 miniの4.3インチQHD「Super AMOLED」ディスプレイに、5インチで1920×1080ピクセルの解像度を持つGALAXY S4と同じ鮮明さを期待すべきではない。解像度マニアのために書いておくと、GALAXY S4のピクセル密度は441ppiなのに対し、GALAXY S4 miniは256ppiだ。
どちらの画面も、同じ色域と同じOLEDディスプレイ技術を備えているが、miniにはGALAXY S4の手袋を付けていても操作できる超高感度な機能はない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」