タブレットでもPCとしても使えるウルトラブックとして、2012年10月に登場し話題になったVAIO Duo 11が進化。サイズをほとんど変えずに液晶を13.3型へとサイズアップしてVAIO Duo 13として登場した。もちろん中身は登場したばかりの“Haswell”こと第4世代インテル Core プロセッサだ。
新しいVAIO Duo 13のサイズは高さ19.5mm×幅330mm×奥行き210mmで重さは1.325kg。それに比べて従来のVAIO Duo 11は高さ17.85mm×幅320mm×奥行き199mmで重さは1.305kg。上下左右に1cmほど大きくなっているが、厚みや重さはほとんど変わっていない。
見比べると、大きさが変わらないワケは、液晶周りのフチが明らかに細くなっているためと分かる。VAIO Duo 11の特徴でもあったヒンジの構造が軽量化されており、軽量化はVAIO Duo 11で複雑すぎた仕組みを、少し整理して軽快に動くようにしたためだ。
また、画面収納時にはキーボードと液晶が重なる仕組みだが、キーボード部分を窪ませた部分に液晶の厚みを潜り込ませる構造を採用し、キーボードの実用性の向上と薄型化を同時に実現している。
画面の大型化は、同じ1920×1080ドットの画面ながら画面が見やすくなるほか、VAIO Duoシリーズの特徴でもあるペンの利用にもメリットがある。例えば手書きで何かを書く場合、画面が大きければ書く文字も大きくなり、書きやすくなる。文字認識などでも画面が大きいことでゆったりとしたサイズの文字が描け、認識率の向上も期待できる。
液晶画面を立たせてタブレット利用からノートPC利用に変更する“Surf Sliderデザイン”は基本的に従来と変わっていない。しかし、従来は画面の横幅いっぱいに変形機構が付いていたが、VAIO Duo 13では中央部に機構を集中し、一部を簡略化している。
その結果、開いた際、画面下部の左右をボディから出ている金具に引っ掛ける必要がでてきてしまった。シュっと開くとまず間違いなく引っかかるが、(あまりないことだが)途中で止めたりすると引っ掛からず、画面がグラグラした状態になる。VAIO Duo 11では起こらなかったことなので気になった。
引っ掛けがある以外は基本的にVAIO Duo 11と同じだ。画面角度の調整ができない点もそのまま。光沢画面は反射がギラつかない良質なものだが、電灯が映り込むような場合など角度調整ができないままなのは残念だ。
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