キーボードは従来と大きく変わった部分となる。VAIO Duo 11のポインティングデバイスは光学式のスティックポインターだった。手前にパームレストを配置することができないための策だったと想像するが、VAIO Duo 13では奥行きが稼げたのか小さいながらも一般的なタッチパッドに変更された。
タッチパッドがあるということは、パームレストが付いたということでもある。この変更は好みの分かれるところと思うが、一般的なノートPCに近づいた点は歓迎する人も多いだろう。ただし、パームレストは奥行きが狭く、パームレストの名のとおり手のひらを置いておくということは少し難しい。
キーボードはボディ構造が見直され、奥のキーに行くにしたがって低い位置になり、ファンクションキーは画面の下に周りこみそうな位置に配置している。画面とキーがぶつからない良いアイデアと言え、キーボードの前後スペースを稼いでいる。
ひとつひとつのキーも大型化され打ちやすくなっているが、キーピッチは実測で左右が19mm、上下が16.5mm。上下が詰まっているので若干の慣れを必要とする。
従来のVAIO Duo 11を畳んだ状態では、画面側と本体側の2枚重ねという印象が強かったが、VAIO Duo 13は液晶の厚みがキーボード部分のくぼみに入り込むことになり、2枚重ねという印象がなくなっている。端にいくにしたがって薄くなるテーパー形状のため、余計に薄さを感じるようになっている。
その結果、手に持った印象も一体感がアップ。VAIO Duo 11では画面をひっくり返してはいるものの、どこかノートPCを持っているという雰囲気から逃れることはできなかったが、VAIO Duo 13なら最初から画面の大きなタブレットというイメージだ。
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