ブリトーのカロリーを知りたいと思ったことはないだろうか?ドーナツに何グラムの脂質が含まれるかについては?あるいは、ジャガイモに含まれる炭水化物の量は?
これらの食品や栄養に関するデータなどが、米国のGoogle検索で表示されるようになった。Googleは米国時間5月30日、1000以上の果物、野菜、肉、料理に関する詳しい栄養成分情報を、デスクトップとモバイルの検索に追加すると発表した。
「ジャガイモやニンジンなど基本的なものから、ブリトーや五目焼きそばなど複雑な料理まで、単に『How much protein is in a banana?(バナナに含まれるタンパク質の量は?)』または『How many calories are in an avocado?(アボカドのカロリーは?)』と質問するだけで、すぐに答えが得られる」と、GoogleのプロダクトマネージャーであるIlya Mezheritsky氏はブログ投稿で述べている。「特定の質問に対する答えを聞いたり、関連する栄養成分情報を拡張部分で見たり、その他の関連食品や1食あたりの量に切り替えることもできる」
Mezheritsky氏は、ユーザーが答えを「聞く」こともできるようになることに言及した。栄養に関する機能に加えて、Googleは検索における新たなQ&Aインターフェースも売り込んでいるようだ。この機能は、マイク型のアイコンをクリックすることで質問し、回答を聞くようになっている。同社は5月に入ってGoogle I/Oカンファレンスで同機能を披露していた。
栄養成分の表示に使われるデータは、同社のKnowledge Graphを構築する取り組みから来ている。Knowledge Graphは、ウェブ中の情報を1つの場所にまとめることを目指すものだ。
「グラフによって、われわれは関連する物事を結び付けることができる。それはたとえ、こうした食品の名称が質問されたものと全く違って聞こえるような場合であってもだ」とMezheritsky氏は述べている。「例えば、ユーザーが『summer squash carbs(夏カボチャの炭水化物)』と質問すると、ドロップダウンに表示される関連食品に『zucchini(ズッキーニ)』が含まれる。ズッキーニは夏カボチャの一種だからだ」
栄養情報は、米国で今後数週間かけて公開される。Googleは引き続き、さらなる機能、食品、言語を順次追加していく予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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