スマートフォン「HTC One」の標準「Android」を搭載するバージョンに関するうわさが飛び交っていたが、HTCは米国時間5月30日、これを正式に認めた。「Nexus User Experience」と同社が呼ぶものを搭載するHTC Oneが、6月26日に599ドルで提供されることが、同社ブログにおいて発表された。
待望のこの端末は30日、GoogleのSundar Pichai氏によって「D11」カンファレンスにおいても紹介された。
まもなく発売予定のサムスンの「GALAXY S4」(こちらも、Googleの純粋なAndroidソフトウェアを搭載するバージョンが販売される予定)とは対照的に、HTC Oneには、最強のAndroidにすべてが金属製という美しいデザインが組み合わされている。率直に言って、これは驚異的な進歩である。
HTCがAndroid上に搭載する最新の「Sense」は俊敏で洗練されており、うまく設計されているが、Android愛好家らが、何の制約もないバージョンのAndroidを望んでいることは間違いない。LGの「Nexus 4」が大ヒット製品となっていることがその証拠である。さらに重要な点は、GoogleがHTC One Nexus User Experienceを頻繁にアップデードすると約束しており、同端末には常にAndroidの最新版が搭載されることになるということだ。
HTC One Nexusを魅力的な携帯端末にしているのは、その美しい外観と純粋なAndroidだけではない。HTC Oneの特別な「Developer Edition」のように、同端末はロック解除されたSIMカードスロットとブートローダを備え、HSPA、WCDMA、GSM、GPRS、EDGE、そして多大な人気を誇るLTE 4Gの多様な通信帯域をサポートする予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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