LGは韓国で現地時間5月28日、高い人気を誇る「Nexus 4」のホワイトモデルを発表した。その一方で、幹部の1人は「Nexus 5」を製造する予定はないと述べたという。
あるLG幹部はオランダのウェブサイトAll About Phonesに対し、LGの欧州事業部門のトップであるKim Wong氏の発言を引用して、同社がNexus 5を製造する予定はないと述べた。その報道は、AndroidBeatによって翻訳されている。
あるLG関係者は、同幹部のコメントが事実であることを認めたが、同社は将来的に別のNexusを製造する可能性を排除しない、と述べた。同関係者によると、先述した幹部の意図は、LGが独自のブランドを構築するのにNexusという名前は必要ないという同社の考えを伝えることだったという。
一方、Nexus 4のホワイトモデルは今後数週間にわたって、アジアと北米、欧州、中東の厳選された市場で順次発売されていく予定だ。
「Android 4.2」(開発コード名:「Jelly Bean」)を搭載するGoogleの最新フラッグシップスマートフォンNexus 4はGoogleとLGにとってヒット製品になった。LGはライバルのサムスン電子やAppleと同じ高みに到達するのに苦労してきた。しかし、Nexus 4はLGにとって、さまざまなうわさの種になってきた。
オリジナルのNexus 4はヒット商品になり、LGとGoogleは当初、同スマートフォンの需要を満たすことができなかった。Nexus 4は契約なしの249.99ドルで「Google Play」ストアを通して販売された。契約なしの低価格と純粋な「Android」体験は、Nexus 4を魅力的な製品にした。
LG Mobileの最高経営責任者(CEO)であるJong-seok Park氏は声明の中で、「スタイリッシュで魅力的なカラーオプションであるNexus 4ホワイトモデルは、同じGoogle体験を消費者に提供する」と述べた。
ブラックモデルと同様、Nexus 4のホワイトモデルも解像度1280×768ピクセル、320ppiで、「Zerogap Touch」テクノロジを採用した4.7インチの「True HD IPS Plus」ディスプレイを備える。また、Qualcommの「Snapdragon」プロセッサと2GバイトのRAMを搭載する。唯一の不満は、現在の大半のスマートフォンで標準機能となっている4G LTE接続に対応していないことだ。
Nexus 4のホワイトモデルは5月29日、香港で先陣を切って発売される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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