最新の米国顧客満足度指数(ACSI)によると、Appleの「iPhone」に対するユーザーの満足度は他のどの携帯電話と比べても高いものの、前年よりは低下しているという。
米国時間5月20日に発表されたACSIのレポートによると、携帯電話分野でのAppleに対する顧客満足度指数(0から100までの数値による)は81だった。これは2012年と比べると2%の低下となり、同社のデスクトップPCやノートPC、タブレットに対する指数である86と比べても見劣りがする。
今回の調査では、Motorola携帯の顧客満足度指数が2012年から5%上昇し77となり、Nokiaのそれは1%増の76となっている。また、サムスンはすべての携帯電話メーカーのなかで最も高い伸びとなる7%増の76となっている。
同レポートには「(サムスンの)伸びはどの携帯電話メーカーよりも大きい」、そして「しかしサムスンは、業界トップのAppleに大きく水をあけられている」と記されている。
今回の調査で顧客満足度指数を落としたメーカにはHTCとLGが含まれている一方、BlackBerryは前年と同じ69だった。
携帯電話に関する今回の調査結果はそれほど驚くべきものではない。「GALAXY S4」をはじめとするサムスンの最新製品はユーザーの間で人気が高まっている。しかしAppleの最新スマートフォンである「iPhone 5」は前世代のiPhoneから大きく進歩したとは捉えられていない。
ACSIは米国在住の7万人を対象とする調査に基づいている。この調査では、43の業界および10の経済部門における230社以上の企業に加えて、連邦政府機関の100以上のサービスやプログラム、ウェブサイトに対する顧客満足度が評価される。同指数はこれらのサービスを0から100の値で表現したものであり、その値が大きいほど満足度が高いということになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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