Googleは、オンライン購入エクスペリエンスを効率化させることができる、開発者向けの新しい「Instant Buy API」も発表した。この新しいAPIでは、アプリ開発者やウェブ開発者が「Google+」のシングルサインオンテクノロジを使うことで、アプリ内やオンライン上での商品購入の際に必要なユーザー情報やクレジットカード情報すべてを提供することが可能になる。
一言で言えば、消費者はわずか数回のクリックで、アプリやオンラインストアでの買い物ができるということだ。Googleと、最初のInstant Buyパートナーの1つであるPricelineは、5月15日に当地で開催されたGoogleの開発者向けセッションでのデモンストレーションで、このプロセスがいかに簡単になるかを紹介している。
Googleは、Airbnb、Booking.com、Uber、Expediaなどの複数のパートナーと既に提携しており、この機能をそれぞれのアプリに統合する予定だ。
同社はさらに、Google Walletユーザーが自分のGoogle Walletにどんなポイントカードでも組み込むことが可能になると発表した。これまでのGoogle Walletの機能では、デジタルウォレットに追加できるポイントカードが制限されていた。消費者は今後、ポイントカードや、チケットなどの他のアイテムもウォレットに追加することが可能になる。
Googleはまた、開発者向けにAPIを提供し、これらポイントカードに登録することを容易にする。また、同社は、このAPIを使ってモバイルアプリ向け機能を開発するブランドに対して、他のGoogleサービスの利用を可能にし、クーポンの引き替えや顧客への送信を容易にする。特に、このことが該当する場合として、ジオフェンス技術を使うことで顧客が店舗付近に来たことを感知し、お得な情報を送信することなどが考えられる。
Googleは、複数のブランドと既に取り組みを開始しており、それらにはAlaska Airlines、The Body Shop、BJs Restaurants、Marriott Rewards、RetailMeNotなどが含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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