新しい報道によると、Appleの工業デザイン担当シニアバイスプレジデントで、その先見の明で同社ハードウェア製品を導いてきたJonathan Ive氏は、同社におけるソフトウェアデザインを統括するという自身の役割を非常に深刻にとらえているという。
辞任したScott Forstall氏の後を継いで6カ月前に「iOS」デザインの統括者になったばかりのIve氏は、次期バージョンのソフトウェア「iOS 7」を入念に調査していると、Bloombergは本件に詳しい情報筋らの話として報じている。同氏の監督と同ソフトウェアの一部を劇的に変えたいという願望によって、同OSはリリース予定日に間に合わない可能性があるとBloombergの情報筋らは述べている。
Appleは6月に開催されるWorldwide Developers Conference(WWDC)でiOS 7を発表すると予測されている。Appleは毎年、同ソフトウェアに何百件もの改良を加えるが、その大部分はひそかに加えられる傾向にある。
しかし、今回はそうではない可能性がある。Ive氏は2012年、辞任に追い込まれたForstall氏の後任としてソフトウェアデザインを統括する地位に就いた。Bloombergの情報筋らによると、同氏はiOSを入念に再吟味し、電子メールやカレンダーツールなど同ソフトウェア内の主要アプリケーションの大幅刷新を検討しているという。
問題は、WWDCまであと1カ月余りしかないことで、Appleは現在、Ive氏が求める変更を加えようと奮闘しており、完成を支援するために「OS X」チームのスタッフを動員しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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