サンフランシスコ警察、「iPhone」盗品売買のおとり捜査に着手

Chris Matyszczyk (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年05月01日 12時38分

 飲み屋かどこかで激安「iPhone」を買わないかと持ちかけられたら、おそらくそれは盗品だろう。うっかり手を出したら痛い目にあうかもしれない。サンフランシスコ警察の警官が偽の「iPhone売人」を装って、おとり捜査をしているのだ。彼らの「テスト」に落ちたら、つまり「うん、買うよ」と答えたら、即逮捕だ。

 同警察のこの取り組みは、盗品iPhoneの市場をつぶして、iPhoneの窃盗を撲滅するためのものだそうだ。サンフランシスコ警察のJoe Garrity警部はHuffington Postに対し、「電話を盗んでも売れなければ、市場は形成されない。われわれは蛇の頭を落とそうとしている」と語っている。事実サンフランシスコは、盗品iPhoneネットワークの中心と言われているのだ。

 もっとも、同地域のGeorge Gascon地方検事はこの手法の有効性を信用していない。同氏いわく、「ドラッグ戦争のようなもので、薬物使用者を逮捕すればするほど、さらに多くの薬物が使用されるようになる」とのこと。iPhoneがドラッグと比較される日が来ようとは・・・。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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