Appleが6月に開催する「Worldwide Developer Conference」(WWDC)で次期「iOS」のメジャーバージョンを披露する計画であることは、秘密でも何でもない。しかし、新しいiOSは具体的に何が違うのかについては、まだよく分かっていない。
9to5Macは、次期iOSを実際に見たという複数の人物の話として、AppleはiOSのルックアンドフィールを大きく変えるつもりだと報じている。具体的には、アプリのアイコンからインターフェースまですべてが、現行のインターフェースと対照的な「非常にフラット」なものになるという。現行のインターフェースは、2007年以来ほとんど変わっておらず、立体的で、またリアリティがあるものが多い。
9to5Macによると、Appleはさらに、ジェスチャーで基本情報にアクセスする方法を追加することを検討しているという。現在、指1本によるスワイプで通知センターを表示したり、「iPad」では4本指のスワイプでマルチタスクメニューを表示したりできるが、これに似たジェスチャー操作が増えるということだ。
Appleは現在、社内組織の移行期だと言われている。2012年10月、Appleは経営陣を再編した。iOSソフトウェアを統括していたScott Forstall氏はその地位を退き、「Mac」ソフトウェアを統括していたCraig Federighi氏が、iOSとMac両方のソフトウェアを指揮することになった。この再編でとりわけ重要なのは、ハードウェアのデザイナーであるJony Ive氏が、Apple全体の「ヒューマンインターフェースの指揮」を執るようになったことだ。
システムソフトウェアにフラットなデザインを取り入れるとすれば、AppleもMicrosoftとGoogleの仲間入りをすることになる。両社はすでに、「Windows Phone」と「Android」でフラットなデザインへ移行している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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