「Google Glass」のカーネルソースコードが「Google Code」サイトに投稿され、ダウンロード可能な状態になっているとKarthik.K's Geek Centerブログが米国時間4月27日付の記事で伝えている。この短い記事によると、Google Codeはこのコードにとって「おそらく一時的にこの場所にある」が、すぐに常設の場所に移動されるはずだという。
このコードのファイルは、65.7MBの「tarファイル」、つまり一種のアーカイブファイルで、アップロードから24時間あまりで3506回ダウンロードされている。ファイルはGNU General Public Licenseバージョン2(GPLv2)の下で公開されている。
Karthikブログがこのコードを調べたところ、モバイル決済機能が搭載される可能性を示す兆候が見つかったという。「カーネルの中をのぞいてみると、近距離無線通信(NFC)への対応に必要なヘッダーがすべてそろっているようだ。Google GlassはNFC対応なのだろうか。あるいは、Androidソースを採用しているため、NFCドライバがデフォルトで備わっているのかもしれない」とブログには記されている。ただし、ブログ記事には「免責条項:筆者の分析は完全に間違っている可能性あり」とも書かれている。
Google Glassは、着用したメガネで動画を撮影したり、インターネットを閲覧したりできる機能を搭載予定だが、NFC関連機能の搭載についてGoogleは一切言及していない。米CNETでは、この点に関してGoogleに問い合わせを行っている。
Google Glassのコードはそのほか、ユーザーがウインクをするだけで写真を撮影できたり、2本の指を動かすだけでブラウザの表示を拡大したりできる機能が搭載される可能性も示唆している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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