情報筋やアナリストらによると、Intelベースの安価なノートPCおよびタブレットとして、GoogleのOSまたはMicrosoftのOSを搭載する端末が提供される見込みだという。
米CNETが報じたとおり、Intelの最高経営責任者(CEO)であるPaul Otellini氏は先週、200ドルという低価格のタッチ端末が登場する可能性があると述べた。ただし、情報筋らによると、こうした最低価格の端末に搭載されるのは、必ずしも当初報じられていた「Windows 8」ではなく、「Windows」以外のOSになる可能性があるという。
「200ドルという価格での、『Android』タブレットのデザインウィンが存在する。Intelは2013年内にその市場に参入する予定だ」とIntelの計画に詳しい情報筋は米CNETに伝えた。
Digitimesの米国時間4月19日の記事では、Intelは「Android搭載コンバーチブルノートPC」に取り組んでおり、Lenovo、Hewlett-Packard、東芝、Acer、ASUSが今後数カ月のうちに製品を発売する予定だと報じている。
一方、IDCのBob O'Donnell氏は米CNETに対して19日、今後発売予定の7インチのWindows 8タブレットはIntelの「Atom」プロセッサを搭載し、価格はわずか299ドルになるといううわさを耳にしたと述べた。
また、IHS iSuppliのCraig Stice氏は、200~300ドルのWindows 8搭載端末があり得ないとは思わないと述べている。
「(3倍もの価格の)PCを購入するか、200ドルのタブレットを購入するかという選択が、PC市場にこの1年間続いた苦戦の原因となっている大きな障壁だと考えている」と同氏は述べた。
Microsoftは18日、将来の小型端末は競争力のある価格となる予定だと述べた。
「われわれは(中略)Windows搭載小型タッチ端末の新シリーズに向けて、(複数のPCメーカーと)密接に協力している。われわれがこれらの小型端末向けに提供するOEM条件の効果もあって、これらの端末は競争力のある価格となっており、今後数カ月のうちに発売される予定だ」とMicrosoftの最高財務責任者(CFO)Peter Klein氏は決算発表のカンファレンスコールで述べた。
しかし、MicrosoftがWindows 8のライセンスと「Office」ソフトウェアを値引きするとうわさされていることを考慮しても、Windows 8搭載端末を200ドルで販売して利益を得るのは難しい可能性があると情報筋は述べた。
各種端末メーカーの計画に詳しい別の情報筋によると、この値引きは、画面の小さいWindows 8タッチ端末を対象としているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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