Android向けには、さまざまなファイル管理ツールが提供されている。その中でも非常に完成度が高く評判となっているのが「Solid Explorer(Trial)」だ。
このアプリの特徴は、ファイル管理画面を2つ用意することでファイルのコピーや移動がしやすいこと。縦画面の時は、左右にフリックすると2つの画面が切り替わる仕組みとなっており、横画面の時は2つの画面が同時に表示される。
もう1つの特徴はファイル操作だ。スマートフォンのファイル管理ツールは通常、ファイルを選んでからコピーや移動などの操作を選択するが、Solid Explorerはこれに加えて、PCのようにファイルを直接ドラッグして移動できる機能を備えている。2つのファイル管理画面と一緒に活用すれば、ファイルの管理が非常に楽になるだろう。
ファイルの操作に関しても、コピーや移動、削除といった基本的なものに加え、選択したファイルをZIP形式などで圧縮するアーカイブ機能も備えている。もちろん複数のファイルを選択し、まとめて圧縮することも可能だ。
さらに、オンライン上のファイルに直接アクセスする機能も用意されている。ネットワーク上にあるFTPやSMB(Server Message Block)などのサーバはもちろんのこと、GoolgeドライブやDropboxなど各種クラウドサービスとの接続も可能で、クラウドとローカルをまたいだファイルのやり取りも手軽にできる。他にも特定のフォルダにすぐ移動できるジャンプ機能や、多数のファイルの中から目的のものだけを絞り込むフィルタ機能などを搭載する。
こうした機能の充実ぶりに加え、特筆したいのがインターフェースだ。Solid Explorerの画面は非常にすっきりとしていて見やすく、どのボタンを押せば何ができるかが分かりやすい。機能は豊富でもインターフェースが分かりにくいアプリは少なくないが、Solid Explorerは使いやすさにもしっかり配慮している。
便利で使いやすいSolid Explorerだが、このアプリ自体は14日間のトライアル版となっている。継続して利用し続けるには有料の解除キー(170円)を購入する必要があるのだが、その価値は十分あるアプリといえるだろう。
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