スマートフォンやタブレットはそのディスプレイの大きさから、文字を手書き入力したいというニーズが少なからずある。その手書き入力を、非常に高い精度で実現してくれるのが「7notes with mazec (手書き日本語入力)」だ。
このアプリは、手書き入力ができるノートアプリ「7notes」と、日本語の手書き文字入力システム「mazec」の2つから成り立っている。つまりmazecで手書き文字入力をして、その内容を7notesに記すという仕組みだ。
mazecには3つの入力モードが搭載されている。1つ目はPCなどで一般的なQWERTYスタイルのソフトキーボード。2つ目は手書きの文字をそのまま入力する「流し書き」。そして、3つ目は手書きで書いた文字を自動的にテキストに変換してくれる「交ぜ書き」だ。特に交ぜ書きは、走り書きのような文字でもしっかりとテキスト化してくれるほど、高精度な文字認識を実現している。
これら3つから、好みや状況に応じて入力モードを選び、7notes上に入力してメモをとるというのが、7notes with mazecの基本的な使い方となる。入力した文字はリッチテキストのように色を変えたり、装飾したりできる。また流し書きで書いた文字の、線の色や太さを自由に設定することも可能だ。ちなみに流し書きで書いた文字は、そのまま保存して閲覧するだけでなく、後からテキストに変換することもできる。
さらにあらかじめアカウントを登録しておくことで、Evernote、Twitter、Facebookなどに入力した内容を投稿できる。特にEvernoteとの連携は、同じメモツールとして相性がよく、便利に活用できるだろう。
なお、mazecはAndroidの日本語入力エンジンとして独立していることから、他のアプリの日本語入力にも利用可能だ。7notes以外では流し書き入力こそ利用できないものの、精度の高い交ぜ書き入力で、手書きによるテキスト入力ができるのは大きい。
手書きメモとしてだけでなく、高精度をな日本語手書き入力エンジンとしても活用できる7notes with mazec。紙とペンの感覚でスマートフォンやタブレットを利用したい人にとっては、非常に便利なツールとなるだろう。
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