Googleは米国時間4月9日、同社の超高速インターネットサービスである「Google Fiber」をテキサス州オースティンに展開すると発表した。
Googleは、1Gbpsの同社ブロードバンドインターネットサービスで各家庭を接続することを2014年半ばまでに開始する計画である。同社は市民らに対し、インターネットサービスを利用するか、インターネットと「Google Fiber TV」サービスの両方を利用するかを選択できるようにしている。料金体系はまだ定められていないが、同社がGoogle Fiberを最初に展開した都市であるカンザス州カンザスシティと同程度の料金になる見込みだとブログ投稿には記されている。
またGoogleは、1度だけ発生する工事費用を支払うだけで5Mbpsのインターネット接続を7年間無料で利用可能なサービスも提供する。さらに同社は、学校、病院、地域センターといった公的機関を無料で接続することも計画している。
Googleはブログ投稿でオースティンについて、「創造性と起業家精神のメッカであり、芸術と技術のコミュニティーが栄え、テキサス大学や新設された医学研究病院もある」と記している。「これらの人々がギガビットアクセスによって素晴らしい成果を成し遂げるだろうとわれわれは確信しており、このコミュニティーに歓迎されたことを非常に光栄に思っている」(Googleのブログ投稿)
同市とGoogleが先週、共同記者会見を発表したことから、Google Fiberがオースティンで展開されるのではないかという憶測が飛び交った。
オースティンは、活気あふれる新興企業が集まる場所となっており、South By Southwest(SXSW)のInteractive、Film、Musicの各フェスティバルの開催地でもある。オースティンは、GoogleがGoogle Fiberを最初に展開する場所を探していた時に、有力候補都市の1つであると報じられていた。Googleは最終的にカンザスシティを選択したが、同社会長を務めるEric Schmidt氏は、Google Fiber展開都市はカンザスシティだけにはならないと公言していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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