「Google+」は米国時間3月21日、同ソーシャルネットワークのメンバーが検索結果をフィルタリングして、写真だけを表示できるようにする新しいフィルタを発表した。この巧妙な機能追加のわずか2週間前には、Facebookが古い「News Feed」を廃止し、フィルタリングがはるかに容易になった新しいNews Feedで置き換えている。
新しいGoogle+の「Photo」フィルタは、検索結果ページのドロップダウンメニューからアクセス可能で、フィードを流れるコンテンツからほかの要素(動画やハングアウト、イベント、そのほかのアップデートなど)を排除して、写真だけを抽出できる機能をユーザーに提供する。
コンテンツの写真だけを表示する機能に対するGoogle+のアプローチは、検索と結びついている。つまり、それは、友達が投稿した写真のストリームを表示するFacebookの写真フィードに完全に相当するものではない。とはいえ、この策略の裏に隠された意味は、Facebookに対する巧妙な攻撃だと読み取れる。つまり、「Facebookがフィード全体の再構築によって実現したことを、われわれはフィルタによって実現した」ということだ。
今回のアップデートは、ライバル関係にある両ソーシャルネットワークが写真に関心のあるユーザーめぐって争っている状況を浮き彫りにしてもいる。写真専門のInstagramを所有するFacebookには、1日あたり3億5000万枚を超える写真がアップデートされる。しかし、Google+はオンライン写真の目的地になることも望んでおり、写真愛好家たちに訴求するために、写真を最前面に表示するライトボックスを含む複数の機能を開発している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス