Googleが「Google Reader」を終了する決定を下したことで得をしているのは「Feedly」だ。
Googleが先週、Google Readerを終了すると発表してからの2日間で、RSSアプリのFeedlyは50万人以上の新規ユーザーを獲得した、とFeedlyは先頃のブログ投稿で述べた。Google Readerを7月1日に終了するというGoogleの決定は、インターネット上の多くのユーザーを失望させ、Change.orgでは同社に再考を懇願するオンライン嘆願書がいくつか作成された。
Feedlyはブログの中で、「弊社は『Normandy』と呼ばれるプロジェクトに取り組んでいる。NormandyはGoogle Reader APIのFeedlyクローンで、『Google App Engine』上で動作する。Google Readerが終了すると、FeedlyはシームレスにNormandyバックエンドへ移行する予定だ。したがって、あなたが現在Google ReaderユーザーでFeedlyを使っているのなら、心配は無用だ。移行はシームレスなものになるだろう」と述べた。
Feedlyは、人気のWindows PC向けRSSリーダー「FeedDemon」を開発したNick Bradbury氏が、代替RSSとして最も推奨するアプリだ。10年続いたFeedDemonも、サービスを終了することが13日に発表されている。
Bradbury氏は、米CNETへの電子メールで以下のように書いている。「個人的には、私はデスクトップ(つまりブラウザ)でもモバイルでも、Feedlyが好きだ。ただし、Feedlyのマガジン型のフォーマットは、ニュースを一筋の流れのように表示するFeedDemonなどのリーダーから移行する人にとっては、慣れるのに時間がかかるだろう」
Feedlyは、画像を多用するレイアウトを採用するブラウザベースのRSSリーダーで、「Firefox」「Chrome」「Safari」に対応。モバイルで同期できる「Android」版と「iOS」版アプリもある。Feedlyは代替RSSとして人気が高いようだが、ほかにもいくつかモバイルまたはウェブベースのリーダーがある。たとえば「FeedReader」「RSSOwl」「GreatNews」「Reeder」などだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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