クラウドソースのニュースアグリゲータとして巨大な力をかつて誇っていたDiggは、勢いを失い、リンクを集めるだけのサイトに生まれ変わっていた。そのDiggが米国時間3月14日、「Google Reader」が7月1日に終了し、主要なRSSリーダーが世界からなくなることで生じる大きな穴を埋めようとしていることを発表した。
DiggのAndrew McLaughlin氏は、ブログ投稿で「RSSは過去のものという意見があるのは知っている。現状の形式では恐らくそうだろう。しかし、Google Readerを毎日(毎時間)使っているユーザーとしては、救うべき製品だと確信するに至っている」と述べた。「そのため、この件については最善を尽くすつもりだ。われわれは、リーダーを2013年後半に開発する計画にあり、それは、Diggのように、インターネットをもっと親しみやすく分かりやすい場所にするものである。Googleの発表以降、このプロジェクトを最優先事項としている。本日より、リーダーの開発に取りかかる予定だ」(McLaughlin氏)
McLaughlin氏は、Diggが「Google Readerが持つ最も優れた機能を再構築する」と述べ、それにはAPIも含まれるとした。ただし、今の時代に合うようアップデートする予定だという。つまり、他のソーシャルネットワークサービス(同氏は、Facebook、Twitter、Tumblr、Reddit、Hacker Newsなどの名前を挙げている)から信号を受け取り、興味深いコンテンツを読者に提示するためにそれを使うということだ。
McLaughlin氏は、Diggの読者に対し、この新しい製品に望むものを教えて欲しいと呼びかけている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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