報道によると、IntelがAppleのモバイル用チップの製造を引き受ける可能性があるという。
IntelとAppleがこの1年間、Appleのモバイル用チップの製造をサムスンからIntelに移すために協議していると、Reutersが米国時間3月7日付の記事で、両社の協議に詳しい筋の話として報じている。しかしこれまでのところ、両社は合意に達していないようだ。
IntelとAppleが話し合ったという事実は、Intelのカスタムファウンドリ担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるSunit Rikhi氏が先週Reutersに語った、Intelがモバイルの大口顧客を獲得する準備を進めているという話の裏付けになる。もっともRikhi氏は、その顧客がAppleである可能性については発言を控えていた。
今回のReuters報道の2カ月前、RBC Capital MarketsのアナリストDoug Freedman氏は、次世代iPadにIntelの「X86」プロセッサを採用するのと引き換えに、ARMベースのスマートフォンチップをIntelが製造するという新しい提携を、AppleとIntelが構想しているのではないかと語っていた。
Appleはモバイル向けプロセッサの製造を長年にわたりサムスンに託してきた。しかし、サムスンのモバイル分野での動きが自社の取り組みを圧迫し続けていることから、Appleは代わりとなる提携先を探している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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