楽天は3月5日、2013年春を目途に、共通ポイントカード「Rポイントカード」を発行し、リアル店舗での楽天スーパーポイントの利用を試験的に開始すると発表した。
楽天グループでは、すでに電子マネー「楽天Edy」やクレジットカードの「楽天カード」を通じて、リアル店舗での決済時に、利用金額に応じた「楽天スーパーポイント」を付与・充当するサービスを提供してきた。
今回新たにRポイントカードを発行することで、より多くのリアル店舗で楽天スーパーポイントを活用できるポイントプログラムを提供する。
ポイントプログラム加盟企業の店頭のPOSや端末を介して、楽天会員が楽天スーパーポイントを貯められたり、ポイントによる支払いをしたりすることが可能になる。ポイントは、ネット上で提供している楽天スーパーポイントと自動的に合算されるため、楽天では会員にとって貯めやすく使いやすいため、送客に効果的だとしている。
また、楽天グループの各種メディアでの告知により、露出や送客効果が大きいほか、自社やほかのポイントプログラムとの併用が可能。さらに既存の磁気カード、バーコードなどを利用するため、POSレジを利用している場合は、新たなハードウェア投資は基本的に不要だという。さらに、業界最安価な事務手数料水準をうたっている。
リアル店舗とネットのポイント共通化という点では、ヤフーとカルチュア・コンビニエンス・クラブの動きが先行している。両社は2012年6月に提携を発表し、今春にもリアル店舗とネットのポイントをポイントサービス「Tポイント」に統合するとを発表している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス