Bloombergによれば、Appleは早ければ2013年の間に「iWatch」を発表することを目指しているという。Bloombergは以前、Appleがおよそ100人体制で同プロジェクトに取り組んでいると報じていた。
米CNETはAppleにコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。
iWatchは、うわさされているAppleのもう1つの新事業であるテレビよりも高い収益性を実現する可能性がある。テレビ事業は、利益率が低く、買い替えサイクルが長く、コストが高いといった多数の欠点を抱えるのに対し、腕時計事業は利益率と成長率に優れている。
Bloombergは、Appleが「wrist」(腕)という語を含む79件の特許を申請済みであると報じている。最近公開された、動画を表示する「wearable accessory device」(装着可能なアクセサリデバイス)に関する特許もその1つだが、実際には、iWatchのようなデバイスを示すさらに多くの特許が存在することが次々に明らかになっている。
一方The Vergeは、iWatchとされる製品には、「iPod nano」に搭載されているような「iOS」の簡素化されたバージョンではなく、フルバージョンが搭載されると報じている。iPod nanoのいくつかのバージョンは、腕時計の形態で使用されている。
iWatchは、Appleの主力事業である「iPhone」の成長の鈍化を補うことになる可能性がある。iPhoneは、サムスン電子などが提供する競合製品の台頭に直面している。サムスンは、同社の主力製品「GALAXY S IV」を2週間以内に発表する予定である。同製品は、スマートフォン業界におけるAppleの勢いを奪う可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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