Googleとサムスンの関係にきしみが生じ始めたとする報道を、Googleの最高財務責任者(CFO)Patrick Pichette氏は一蹴し、「ジャーナリストは新聞を売るために大げさな見出しを好むものだ」と語った。
Pichette氏が話題にしたのはThe Wall Street Journal(WSJ)が米国時間2月25日に掲載した記事で、Googleがサムスンの支配的立場に懸念を抱いているとする内容だった。
この記事に対し、Morgan Stanleyの投資家向け会議に出席したPichette氏は、次のように反論した。
われわれはサムスンと非常に良好な関係にある。同社は「Android」プラットフォームで大きな成功を収めており、このエコシステムに参加している他の企業とまったく同じように利益を得ている。われわれは、Androidプラットフォームに関与して革新的な取り組みを続けているすべてのパートナーを歓迎する。われわれの目的と狙いは、エコシステムに参加している多くの企業が、このオープンソースプラットフォームから継続的に利益を得られるようにすることだ。
私の考えでは、サムスンもわれわれ自身も、Androidだけでなく「Chrome」からも利益を得ている。「Chromebook」は大成功を収めているが、これはGoogleにとって大きな成功であると同時に、サムスンにとっても大きな成功だ。したがって、このような状況が好ましくないということがあるだろうか。ジャーナリストは、新聞を売るために大げさな見出しを好むというだけの話だと思う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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