9to5Googleブログに米国時間2月15日に掲載された記事の中で、「非常に信頼性の高い情報筋」は、大きなニュースが届くことになると述べていた。Googleが米国で「Android」搭載機器を販売する直営小売店の開設を計画しており、最初の数店舗は主要都市圏でホリデーシーズンに間に合うようオープンする可能性がある、というのだ。
一方、GoogleでAndroid事業を統括し、同社に関して非常に信頼性の高い情報筋でもあるAndy Rubin氏は、スペインのバルセロナで開催中のMobile World Congressで現地時間2月26日、報道陣に異なる見解を述べた。同氏は、「Googleには計画がなく、われわれが発表することは何もない」と述べて、最近の顧客の行動の変化が従来型の小売店舗の伝統的な存在価値を弱めたことを示唆した。
Rubin氏は報道陣に対し次のように述べた。「数年前、消費者は機器を触って感触を得る必要があったが、最近では友人と話したりレビューを読んだりすることにより、購入の意思決定に必要な情報を入手できることが多い。もはや店舗に行って感触を確かめる必要がなくなった」
直営小売店開設の計画を否定するRubin氏の見解は、2012年12月の声明とも通じる。この時Google Shoppingを率いるSameer Samat氏はAllThingsDに対し、「(当社には)店舗を開く願望はない」と述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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