Appleが開発者らに支払った総額が引き続き急激なペースで増加している。Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は米国時間2月12日、同社がこれまでにアプリ開発者に支払った金額が80億ドルに達したことを明らかにした。
サンフランシスコで開催のGoldman Sachsカンファレンスに登壇したCook氏は、Appleがスマートフォン市場において「すさまじい勢い」を得ており、その大きな理由として同社製品を取り巻くエコシステムがあることを述べた。
「われわれは、地球上で最高の顧客体験を提供するエコシステムを築き上げた」とCook氏は述べた。
80億ドルという今回の発表の前には、AppleのApp Storeで開発者らが得た金額が70億ドルを超えたというコメントがAppleより1月にあった。同社は当時、同ストアのダウンロード数が400億本を超え、その半数近くが2012年にダウンロードされたものであることも明らかにした。
競合企業らと比較した場合のAppleの主要な強みの1つは、同社オンラインストアで提供されているアプリケーションの数である。健全なアプリケーションのエコシステムは、OSの成功を左右する要素となり得るものであり、収益面で開発者らの満足感を維持することが鍵となっている。
Cook氏は12日、「PC用アプリに多くの人が取り組んでいるのを目にすることはない」と述べた。「革新は、タブレットとスマートフォンにすべて移っていった」(Cook氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」