IntelがTV事業を推進しているという記事が多数出ていたが、同社はこれまで、この件についてほとんど口を開くことはなかった。
しかしIntel Mediaを統括するErik Huggers氏は米国時間2月12日、AllThingsDのメディアカンファレンスでWalt Mossberg氏とともに登壇し、Intelが2013年にインターネットベースのTVサービスおよびボックスを発表する予定であることを認めた。
Intelは消費者向けにハードウェアとサービスを直接的に提供する予定で、ボックスにはテレビの前にいる人を検出することのできるカメラが搭載される予定である。Huggers氏は、サービス名称や番組に関して提携する企業といった多くの詳細を語ることを避けたが、同サービスはユーザーに、放送中のテレビ番組やオンデマンド配信などのコンテンツを提供する予定であると述べた。
「われわれは初めて、(中略)新しい家庭用電気製品を提供する。消費者はこれを新しいブランドとしてIntelから購入することになる」とHuggers氏は述べた。
セットトップボックスにはIntelチップが(当然ながら)搭載されると同氏は述べ、Intelは、放送中のテレビ番組、「Catch-up TV」(見逃した番組を放送後に提供するサービス)、オンデマンドなどのサービスをインターネット経由で配信する方法を確立するために、テレビ業界全体と連携していると述べた。
「究極的には、オールインワンのソリューションが存在すると考えている」とHuggers氏は述べた。
IntelはTV業界に革命をもたらしたい考えだが、同サービスはいくつかの主要な点において現行のケーブルサービスに類似したものになる見込みだ。例えば、Intelの新サービスの方が料金的に安くなると期待してはいけない。Huggers氏によると、Intelが目指しているのは低価格化ではないため、消費者のテレビ視聴料金が半分になることはないという。
また、ユーザーは特定のチャンネルを選択できるのではなく、複数のチャンネルがセットになったIntel既定のコースに加入することになりそうである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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