東芝は2月12日、PC春モデルの新商品として、7機種32モデルを2月15日より順次発売すると発表した。
新商品には、全機種に最新の「Office Home and Business 2013」を搭載したほか、Windows 8や新しいOfficeの基本操作が動画でわかる「動画で学ぶシリーズ」を搭載している。
今回の目玉となるのは、大容量データ保管と高速データアクセスを両立する自社開発の1Tバイト ハイブリッドドライブを搭載したハイスタンダードAVノートPC「ダイナブック T752/V8H」(市場想定価格:14万円前後~)だ。
dynabook T752/V8Hは、1TバイトのHDDとキャッシュメモリとして動作するNAND型フラッシュメモリを組み合わせ、写真や映像などの大容量データ保管と使用頻度の高いソフトウェアの高速起動を両立するハイブリッドドライブを搭載した。
HDDとSSDの2つのドライブを個別に搭載する従来型ではなく、HDD、NAND型フラッシュメモリ、DRAMを一体化させ、単一のドライブとして最適なデータ配置を実現する新世代の方式を採用している。
さらに、東芝ならではのNANDメモリに関するノウハウを活用するなどし、従来型に比べてWindows 8標準のOS起動時間(高速モード)が約3秒速い約13秒、ソフトウェア更新時などすべてのプロセスを実行する起動(通常モード)も約17秒を実現したとしている。また、通常使用時のデータアクセス(書き込み/読み出し速度)においても約1.5倍高速化するなど、さまざまな場面で新世代の高速性を体感できるとしている。
なお、スリムコンパクトノートPC「dynabook R732/38H・37H」(同:約15万円前後~)にも新世代の1Tバイト ハイブリッドドライブを搭載している。
また、新たに独自のAV統合ソフト「dynabook TV Center」を搭載し、視聴や録画などの使いやすさを強化。液晶テレビ「レグザ」で培った技術をベースにした色調整により、PCでも美しく色鮮やかな映像を楽しめるほか、DLNAサーバ機能により、録画した番組を他のdynabookやレグザタブレットを使って高画質で視聴できるほか、ダビングして屋外に持ち出して楽しむことも可能だ。
このほかにも、14型のタッチ対応スタンダードノートPC「dynabook T642/T8H、T642/T6H」(同:約14万円前後~)、15.6型のスタンダードノートPC「dynabook T552/58H、T552/36H」(同:約11万円前後~)、12.5型タッチ対応コンバーチブル ウルトラブック「dynabook R822/T8HS」(同:約15万円前後)、23型の液晶一体型AVPC「REGZA PC D712/V7H、D712/V3H」(同:13万円前後~)、液晶一体型AVPC「REGZA PC D732/V9H」(同:23万円前後)がラインアップしている。
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