東芝は、スマートフォン用カメラ市場で戦い抜く準備を進めている。朝日新聞によると、同社は「Lytro」のようなカメラ技術をモバイル端末向けに作成しており、2013年度内に実用化するようだ。
東芝の技術は、Lytroのライトフィールドカメラによく似ており、ユーザーが撮影後に写真のピントを合わせたい部分を選択できるようだ。また、写真全体にピントを合わせることもできるようになるという。このようなテクノロジはほぼLytroカメラでのみ見受けられ、スマートフォンやタブレットではまだ利用されていない。
朝日新聞の記事によると、1辺わずか1cmの箱形の東芝のカメラの中では、カメラセンサーの前面に50万個の小型レンズが並んでいるという。このセンサーは、レンズからの異なる画像をすべて捉えることができるという。そして写真の一部や全体など、ユーザーが何にピントを合わせるかを選択できるようになるという。このカメラでは、Lytroもまだ展開していない動画撮影も同様に可能だと考えられる。
米CNETは東芝にコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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