Microsoftの「Surface RT」タブレットは、ローエンド版でのストレージ不足で批判された。「Surface Pro」でもあまり違いはないようだ。
米CNETがMicrosoftから入手した声明によると、米国時間2月9日に発売が予定されているSurface Proの64Gバイト版には、ユーザーファイルに利用できるストレージスペースが23Gバイトしかないという。
「Surface Proの128Gバイト版には、すぐに使える83GBの空きストレージがある。Surface Proの64GB版では、すぐに使える空きストレージは23GBだ」とMicrosoftの広報担当者はこの声明で述べている。
(Softpediaが29日午前に報じた記事では、64Gバイト版の空きスペースは19Gバイトだとしている。つまりこの記事によると、Microsoftのソフトウェアはどちらのモデルでも同じ量のスペースを占有するようだ。)
要するに、Microsoftの仕様によると、「Windows 8」はSurface Proで45Gバイトものスペースを占めることになる。
もちろん、長年のWindowsユーザーにとってこれは驚くべきことではないだろう。Windows 8はコンパクトなOSではないし、より大容量のノートブック(256Gバイトや512Gバイト、1Tバイトのディスクスペース)で動くWindows 8に他ならないのだ。
64Gバイトモデルで利用可能なストレージが足りないことは、現在64GバイトのWindows 8システムがほとんど出荷されていない理由を物語っている。
Microsoftは、ローカルストレージの少なさを不安視するユーザーの気持ちを和らげようとして、次の声明を発表した。
「Surface ProにはUSB 3.0ポートが搭載されており、外付けハードドライブやUSBフラッシュドライブなど、ほとんどのストレージオプションを制限なく接続できる。また、Surfaceには『SkyDrive』があらかじめ組み込まれているので、最大7Gバイトのコンテンツを無料でクラウドに保存できる」
同社はさらに次のように付け加えた。「同デバイスにはmicroSDXCカードスロットがあり、これを利用して最大64Gバイトまでのコンテンツをデバイスに保存できる。また、ブート可能なバックアップUSBを作成し、リカバリパーティションを削除することで、追加のストレージスペースを得られる」
Microsoftによる製品説明のただし書きが示すように、2012年にリリースされた最初のRTバージョンであるSurface RTにも、同じようなストレージの制約がある。
例えば、32Gバイト版のSurface RTでは、OSやWindowsリカバリツール、「Microsoft Office」、内蔵アプリのためのスペースを除くと、ユーザー用には16Gバイトが残る。64Gバイトモデルでは、ユーザーが得られるのは46Gバイトだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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