北朝鮮の地図は数十年にわたり広範囲が空白だったが、「市民地図製作者のコミュニティー」のおかげで、「Google Maps」はそうした空白の一部をどうにか埋めることができた。
Googleは、同社のツール「Map Maker」で登録された入力情報を使うことで、秘密の多い北朝鮮の道路、名称、その他の目的地を含むより詳しい最新情報をGoogle Mapsに追加した。
Map MakerのシニアプロダクトマネージャーであるGoogleのJayanth Mysore氏は同社のブログで、新しいデータを集めた取り組みについて次のように述べた。
この地図を構築するにあたっては、Map Makerに参集した市民地図製作者のコミュニティーが、街路名や目的地などを追加して貢献した。Map Makerでこの取り組みが数年間活発に行われ、本日、北朝鮮の新しい地図は準備が整い、Google Mapsで公開された。これにより、さらに情報が充実し詳しくなった北朝鮮の地図を世界中が利用できるようになった。
変化が最もよくわかる地域の1つが平壌で、ここの高速道路、駐車場、さらには地下鉄の駅が加えられた。Googleから、以下の例が提供されている。
今回の追加は、Googleの会長であるEric Schmidt氏の物議を醸した北朝鮮訪問から、わずか数週間後の出来事だった。Schmidt氏はこの人道目的の訪朝で、同国の当局者に、経済発展の鍵になるのはグローバルなインターネットへの接続だと忠告した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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