Appleは、今後の「iPhone」製造に必要となる部品の発注を削減したとの報道に対してコメントした。同社はこういった報道を好意的に受け止めていないものの、その内容については肯定も否定もしようとしていない。
最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏によると、同社のサプライチェーンは「複雑」であるため、特定の側面を深読みして大局を見ようとするべきではないという。
Cook氏は米国時間1月23日午後に行われた第1四半期決算発表後の電話会議において、アナリストらに対し「ある特定データが事実であったとしても、そのデータからAppleの事業全体を読み取ることはできない」と述べ、「どのような特定データであっても、それだけでは起こっていることを表す適切な指標にならないという証拠は本当に数多くある」と付け加えた。
1月に入り、Appleが12月にiPhoneの部品発注を半分近くにまで削減したと伝える2件の報道があった。1件は日本経済新聞から、またもう1件はその日のうちにWall Street Journalからなされていた。いずれの報道も、「iPhone 5」に対する需要が軟化したため、Appleが同デバイスの製造ペースを減速させたことを示唆していた。
Appleは、「iPad」や「Mac」の売上高や販売台数こそアナリストの期待を下回ったものの、記録的な業績を達成した四半期のなかでも目立っていたiPhoneの販売台数を強調していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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