「ATOK」や「Simeji」などAndroid向けにはさまざまな日本語入力アプリが提供されているが、ここではGoogleがPC向けにも提供しているアプリ「Google 日本語入力」を紹介しよう。
Google 日本語入力の魅力は、何といっても語彙の豊富さだ。学術用語などの専門用語から、芸能人や政治家などの著名人、小説やアニメ、ゲームなどの作品名やキャラクター名、さらには最新のネットスラングにいたるまで、幅広くサポートしている。
これは、グーグルがネット上から自動的に辞書を作成しているため。サジェスト(予測変換)機能や一部の単語をカタカナから英語へ変換できる機能もある。これで取引先に送るメールなどで、LとRを打ち間違えるといったタイプミスを減らすことに役立つだろう。
このアプリは、基本的にPC版と同等の機能を備えている。そのため、たとえば「今」と打てばそのときの時刻が、「今日」と打てば当日の日付が変換候補に挙がり、効率的に入力できる。また「246」と打てば「号線」、64と打てば「ビット」「バイト」というように、関連が予測される語彙を自動で表示するなど、まさにストレスフリーな文字入力が可能となっている。
さらに、スマートフォン向け機能として、PC版にはなかった記号や顔文字も豊富に用意。それぞれ「喜」「焦」「驚」「怒」などにカテゴライズされているため、場違いな顔文字をメールで送ってしまうといった心配も無用だ。
ちなみに当アプリはまだベータ版。他の日本語入力アプリが搭載している外部アプリ連動機能「マッシュルーム」や、PC版とのユーザー辞書共有機能などは非対応となっている。この辺りは今後のアップデートに期待したいところだ。
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