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マイクロソフト、WebRTCに対抗するウェブベースのチャットソフトをデモ

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫2013年01月18日 11時39分
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 Microsoftは米国時間1月17日、ブラウザベースの音声チャットおよびビデオチャットを可能にするウェブ標準を独自に提案するソフトウェアのデモを公開した。デモでは、「Customizable, Ubiquitous Real-Time Communication(CU-RTC-Web)」技術を利用して、Mac上の「Chrome」とWindows上の「Internet Explorer(IE)10」との間にリアルタイムの音声通信リンクを確立している。

 Microsoftは、CU-RTC-Webを普及させるのに苦戦している。CU-RTC-Webは、World Wide Web Consortium(W3C)とInternet Engineering Task Force(IETF)が「WebRTC」という異なるアプローチを標準化する作業に着手してからかなり後に、遅れて登場したからだ。

 だが、Microsoftは、自社の独自提案が逆転勝ちするのに有利な立場にあると考えている。MicrosoftのSkype部門で主任アーキテクトを務めるMatthew Kaufman氏はその理由について、WebRTCはウェブプログラマーにとって取り組みにくい「SDP」という技術を採用しており、ブラウザベースで利用するにはさらなるアップデートが必要となるからだと語った。Kaufman氏は、「Flash Player」に採用されているAdobe Systemsのリアルタイムチャット技術の開発に取り組んだ人物だ。

 Kaufman氏は17日に行われたインタビューで、「実際、SDPには多くの変更が必要なことが分かっており、IETFではそのプロセスを開始しようとしているに過ぎない」と述べている。

 これに対して、MicrosoftのCU-RTC-Webはローレベルなアプローチを採用しており、同社はこのアプローチの方がウェブプログラマーにとって理解しやすく、ウェブでのSkype風チャットという分かりやすい採用例にとどまらず、予想もしなかった利用法に簡単に適応できると考えている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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