Googleと米Yahooの広告ネットワークは、オンラインで音楽や映画の著作権を侵害している人たちを資金的に援助している、と南カリフォルニア大学が発表したレポートで非難された。
同大学のアネンバーグ・イノベーション研究所は、音楽や映画の著作権を侵害したとされるサイトにどの広告ネットワークが最も多くの広告を掲載したかを調査し、米国時間1月2日に上位10社のリストを公表した。Googleはリストの2位で、Yahooは6位だった。
このレポートによると、著作権侵害サイトへの広告掲載が最も多かったのは、カリフォルニア州パサデナに拠点を置き、デジタル広告ツールおよびモバイル広告ツールを提供しているOpenXだった。南カリフォルニア大学は、「著作権侵害が多いサイト」のリストを作成するためにGoogleの「Transparency Report」(透明性レポート)を利用した。Transparency Reportは、著作権を侵害しているコンテンツに関して著作権所有者からの削除要請が多いサイトの名称をリストアップしている。
Googleは米CNETに対し、南カリフォルニア大学のレポートは見ていないが、同社の広告が著作権侵害サイトの主要な資金源であるとするのは間違いだと語り、次のように述べた。「オンライン広告の複雑さが原因で、Googleのコードが少しでもサイトに含まれていればGoogleが資金的に援助していることになるという誤った結論を出す人たちがいる」
以下は、南カリフォルニア大学が作成した、著作権侵害サイトへの広告掲載が多い広告ネットワークの全リストだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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