Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏が2012年に受け取った報酬は420万ドルにすぎない。
Appleが米国時間12月27日に米証券取引委員会(SEC)に提出した株主総会招集通知で、Cook氏の基本給が130万ドルであることが明らかになった。残りは現金以外の報酬が占める。
これとは対照的に、Cook氏の2011年の報酬は総額3億7800万ドル、2010年は5900万ドルだった。ただし、報酬総額の減少はすべて計画の一環だ。
The Next Webが説明しているように、Appleの取締役会はCook氏をCEOに任命した2011年8月、同氏に制限付き株式(RSU)100万株を与えた。当時の株価で3億7600万ドル相当となるこれらの株式は、昇格とともに会社に引き留めるための賞与という意味合いがあった。
これらの株式の半分は2016年8月24日に、残りの半分は2021年8月24日にそれぞれ付与される予定だ。こうした賞与における大量の制限付き株式を考慮して、取締役会はCook氏に対し2012年は株式報酬を一切支給しなかった。
SECへの提出書類で過去3年間の株式報酬を見ると、2012年は金額が記載されていないが、2011年と2010年はCook氏の報酬総額のほぼすべてに相当する金額が記載されている。
取締役会は実のところ、2012年にCook氏の報酬を引き上げている。同氏の2012年の基本給は130万ドルで、2011年の90万ドルおよび2010年の80万ドルから増加している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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