Facebookは米国時間12月20日夕方、ユーザーがFacebook上のどのコンテンツを誰が閲覧できるのかという設定を行いやすくするための新たなツールを提供し始めた。
Facebookは、同サービスにおけるプロフィール検索をブロックするというオプションは別にして、ユーザーが選択できる設定の内容を変更するわけではないという点に留意してほしい。同社はこのオプションを段階的に廃止しており、まもなくどのユーザーのプロフィールからも利用できなくなるはずだ。
Facebookは、こういった新たな変更により、ユーザーがプライバシーをより柔軟に変更できるようになると述べている。
同社の製品担当ディレクターであるSam Lessin氏は声明で「自らのコンテンツを誰が閲覧できるのかについてユーザーがしっかり理解できるほど、Facebookにおけるユーザーのエクスペリエンスがより良いものになるとわれわれは確信している」と述べている。
12日に発表された詳細通り、新たに提供されるツールには「Privacy Shortcuts」(プライバシーショートカット)や、強化された「Activity Log」(アクティビティログ)、タグ付けされた写真を管理するための「Request and Removal」(タグを報告または削除)が含まれている。また、プライバシーの共有に関する重要な概念を解説するチュートリアル機能も追加される。
プライバシー設定のショートカットメニューは、ページの上部にあるツールバーに追加される。これにより、ユーザーが変更したいプライバシー設定を選べるようになっている(日本語以外の設定では主に質問に答えていく形式)。具体的には、「私のコンテンツを見ることができる人」「私に連絡を取ることができる人」「迷惑行為を防止する方法」といった内容だ。
ユーザーが自らのアクティビティを見直したり削除したりできるActivity Logが強化され、不要なコンテンツを削除する新たなツールが提供されている。また、Request and Removalツールに加えて、「Photos of You」(ユーザー自身が写っている写真)タブから、複数の写真を選択し、タグを外したり削除したりできるようになっている。
Facebookはまた、プライバシー設定に関するチュートリアルを追加している。例えば、ユーザーがある投稿をタイムラインに表示しないように設定すると、タイムラインに表示されなくなっても、友達のニュースフィードや検索では表示され続ける旨のメッセージが表示されるようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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