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2013年の展望

Facebookの2013年を考える--予想される5つの動き - (page 3)

Paul Sloan (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年12月25日 07時30分
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 もう1つ可能性のある機会としては、写真の共有やプリントサービスを提供するShutterflyのような製品とサービスを販売することが挙げられる。Facebookはまた、Instagram上でのユーザーの行動を利用して、Facebook上で特典や広告のターゲッティングをする可能性もある。そのため、もし山でスキーをする写真を撮影したら、Facebookはスキーリゾートの割引情報を提供し始めるかもしれない。もちろん、これは簡単な例だが、Facebookがそのプラットフォームをよりパーソナルで魅力的、そして、願わくは物議を醸さないものにする上で、Instagramからのデータがどのように役立つかを示している。

4. Facebook外での広告

 これは、面白みはないが重要なことに分類される。Facebookは、段階的にかもしれないし、一度にかもしれないが、Facebook外に広告を販売するための広告ネットワークを立ち上げるだろう。このことは、しばらく前から議論されてきたが、財務面での圧力がかかっていることから2013年に本格化するだろう。Facebookは「Facebook Connect」を通じて多数のウェブサイトと既につながっており、人々がサイト上でシェアや「Like」をするたびに、Facebookの膨大なデータは少しずつ増加している。FacebookはそれらのデータをFacebook内からのデータ、つまりソーシャルグラフと結び付けることで、Googleの「AdSense」に対抗するソーシャルな広告ネットワークを構築することができる。

 Facebookはこの方向に歩みを既に進め始めている。Facebookは先ごろ、開始間もないモバイル広告ネットワークを中止したが、近いうちに再開すると考えて間違いない。モバイル広告ネットワークとは、ユーザーがFacebook外で訪れるアプリやモバイルサイトに表示させる広告を販売するためのものだ。そして、FacebookがMicrosoftの広告プラットフォーム「Atlas」の買収に向けて協議中だと伝えられていることも忘れてはならない。Atlasは、広告主によるウェブ広告の購入と管理を支援する。

 Facebook幹部陣はこの件について口を閉ざしているが、Facebook自体を混乱させずに同社が事業を拡大するには理にかなった方法だ。そして、サードパーティーの広告ネットワークは数十億ドル規模の事業になる可能性がある。Robert W. Baird & Co.のアナリストであるColin Sebastian氏は、「これは重要な機会であり、やるべきことの1つであることは間違いない」と述べている。「それは、いつFacebookが同社プラットフォームの準備が整ったと判断し、プライバシーに関する問題の部分で自信を得るかの問題だ。人々は、他のサイトを訪れ、Facebookによると思われる広告を目にした瞬間、警戒心を強めるだろう。Facebookはゆっくりと事を進めなければならない。

 したがって、プライバシー上の懸念に関連してFacebookが再度つまずく可能性は大いにある。

5. ショッピングネットワークとしてのFacebook

 これについては、それほど可能性が高いわけではない。しかし、秋に開始された「Facebook Gifts」は、Facebookが商取引に向かって進み始めたことを示す大きな一歩だ。FacebookはAmazon.comの中核事業に挑もうとしているわけではない。Walmartなどの大企業もトラフィックの増大でFacebookを必要としておらず、ましてやFacebookに手数料を支払うつもりもないだろう。しかし中小企業なら、自社商品にとって素晴らしい手段だと考えるだろうし、10億人のユーザーのごく一部だけがギフトを贈ったとしても、大きな意味をなすだろう。

 これは2012年にFacebookが取った最も賢明な動きの1つであり、2013年はそのことが証明されるだろう。特にFacebookがGiftsを世界展開する際にはそうなる。2013年末までに、Facebookのモバイル版アプリを通じて膨大なギフトが贈られるだろう。最良の点は、ギフトは広告ではないということだ。Facebook幹部陣の主張とは逆に、ユーザーは雑然とした携帯電話の画面を見るのにうんざりしつつあると筆者は考えている。

FacebookのMark Zuckerberg氏
FacebookのMark Zuckerberg氏
提供:Paul Sloan

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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