2012年ふりかえり

ソーシャルゲームを巡る2012年を振り返る

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 大きな話題となった「コンプガチャ」をはじめとして、さまざまな動きがあった2012年のソーシャルゲーム市場。ここでは主だったソーシャルゲームの動向を過去の記事で振り返る。

◇訴訟

 2009年にグリーが、DeNAの釣りゲーム「釣りゲータウン2」が自社「釣り★スタ」に酷似しているとして、ゲームの配信停止や損害賠償を求めて提訴。それに端を発した両社の訴訟合戦が行われており、2012年でも動きがあった。

DeNAがグリーと田中社長を提訴--発言を問題視、謝罪と賠償求める
グリーとDeNAの訴訟合戦--それぞれが裁判をする意味とは
DeNAの釣りゲーム配信差し止めを東京地裁認める--賠償金は2億円以上
東京地裁の判決にDeNAが「直ちに控訴」--釣りゲーム訴訟
DeNA、釣りゲーム訴訟で逆転勝訴--グリー「到底承服できない」

◇「探検ドリランド」のカード複製バグ

 グリーが提供している「探検ドリランド」において、ゲーム内アイテム(カード)を不正に複製できるバグが発見されたとして、ネット上で話題となった。グリー側は禁止行為の監視強化を行ったほか、利用環境向上委員会を設置し対策を行った。

「探検ドリランド」でカード増殖バグ--業績への影響は「軽微」
グリー、「探検ドリランド」の複製カード回収--アカウント停止も
グリー、禁止行為の監視強化--ドリランドの不正受け
グリー、ソーシャルゲームに関する利用環境向上委員会を設置
グリー、15歳以下のゲーム課金を月5000円に制限--RMTも厳罰へ
グリー、RMT業者に「GREE」関連の出品停止を要請
グリー、「ドリランド」のオークション落札金額が各種施策により76%減に

◇若年層の課金や利用を制限

 若年層によるSNS利用や多額の課金問題もあり、両社ともに若年層に対する課金制限を実施。ちなみにSNSとしても、アメーバピグでは15歳以下の利用を制限する動きも大きな話題となった。

グリー、未成年の利用金額に上限を設定--月間最大1万円まで
DeNA、18歳未満の利用金額を月間最大1万円に制限--6月めどに導入
グリーが未成年にゲーム課金制限--DeNAとミクシィは?
アメーバピグが15歳以下のコミュニケーションを禁止へ--事件多発で

◇コンプガチャ

 消費者庁がソーシャルゲームの「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)に対して、規制を検討しているとの報道に端を発したコンプガチャ問題。コンプガチャが景品表示法で禁じられている懸賞方法の「カード合わせ」に当たるとするものだ。グリーやDeNAの決算発表の時期にも重なって、大きな話題となった。ソーシャルゲーム6社連絡協議会をはじめとした多くのメーカーが5月末の段階で自主的に取りやめ、最終的に消費者庁は景表法に抵触すると判断。7月から規制を明確化した。

ソーシャルゲームのコンプガチャにメス--消費者庁が規制へ
消費者庁によるコンプガチャ規制報道にグリーとDeNAは?
ソーシャルゲームの「コンプガチャ」の仕組みとは
「事業者名を出して規制の話をしている段階でない」コンプガチャ問題で消費者庁
「コンプガチャが景表法違反の方向で検討」は事実--消費者庁がコメント
コンプガチャ禁止でもビジネスの根幹揺るがない--グリー田中社長や山岸副社長らが回答
コンプガチャ問題の影響についてDeNA守安氏Q&A--協調の必要性も
コンプガチャ中止の影響は「軽微」--決算説明会でミクシィが説明
「コンプガチャ」各社とも5月で廃止--ソーシャルゲーム6社連絡協議会
コンプガチャ、景表法に抵触--7月から規制を明確化
消費者庁の発表を真摯に受け止める--ソーシャルゲームプラットフォーム6社が発表
6社連絡協議会、 「コンプリートガチャガイドライン」を策定

◇無料メッセージサービスの参入、LINEのプラットフォーム化

 LINEなどで注目を集める無料メッセージサービス。DeNAは「comm」で参入したが、サービス開始直後は、会員規約の文言などでトラブルが相次いだ。またグリーは海外でメッセージングアプリ「GREE messenger」をリリースした。ちなみにLINEは多くの登録ユーザーを背景にプラットフォーム化。「LINE Game」などを展開している。

DeNAが無料メッセージサービスに参入--iOSとAndroid向けに「comm」を提供
不安解消と品質向上を並行して進める--DeNAのスマートフォンアプリ「comm」
DeNA守安社長、無料通話アプリ「comm」に手応え--CMも放送開始
「LINE」がプラットフォーム化を発表--SNS機能も実装へ
グリーが「GREE messenger」を公開--海外App StoreとGoogle Playで

◇6社連絡協議会の発足、一般社団法人ソーシャルゲーム協会(JASGA)を設立へ

 急激に広がっていったソーシャルゲーム市場だが問題点も浮き彫りになった。NHN Japan、グリー、サイバーエージェント、ドワンゴ、ディー・エヌ・エー、ミクシィの6社は利用環境向上等に関する連絡協議会を設置した。 最終的に、一般社団法人ソーシャルゲーム協会(JASGA)を発足するに至った。グリーの田中良和社長とDeNAの守安功社長が共同会長・代表理事に就任。その一方で、記者会見の直前にグリーがヤフーとの業務提携を発表し、守安氏は会見を欠席。翌日には、DeNAがこれまでPC向けソーシャルゲーム事業における業務提携を、スマートフォンへ拡充することも発表されている。

DeNAやグリー、ミクシィら6社がソーシャルゲームの利用環境向上に向け協議会を設置
グリーやDeNAらプラットフォーム事業者6社、連絡協議会の初会合で取り組みを発表
6社連絡協議会、ソーシャルゲーム利用環境整備協議会の準備委員会を発足
ソーシャルゲーム協会が発足--グリーとDeNA両社長が共同会長に
ヤフーとグリーが業務提携--ヤフーから送客、決済でも連携
提案はグリーから、爆速で実現したヤフーとの提携
DeNAもヤフーとスマホゲームを提供へ--グリーを意識か
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