Microsoftが米国時間12月11日にリリースする月例パッチでは、「Windows 8」と「Windows RT」にとって2度目となるバグ修正が行われる予定だ。
一連のパッチは、「Windows XP」「Windows Vista」「Windows 7」「Windows Sever 2003」「Windows Server 2008」など、他のバージョンの「Windows」にも適用される。
深刻度は、5つが「緊急」、2つが「重要」となっている。「緊急」のパッチは、OSの脆弱性を修正して攻撃者がPCを悪意のあるコードに感染させることを防ぐものだ。
Windows Updateで自動更新が設定されていれば、「緊急」とされたパッチは自動的にインストールされる。「重要」とされたパッチは必要に応じてユーザーが手動でインストールできる。
2012年12月は多くのWindows RTユーザーにとってセキュリティ更新を初めて体験する月になると、セキュリティプロバイダーQualysの最高技術責任者(CTO)Wolfgang Kandek氏は述べ、「彼らがどのように反応し、パッチの取得がどのように行われるかを見るのは興味深い」と付け加えた。
実のところ、MicrosoftがWindows 8とWindows RTのバグ修正プログラムを初めてリリースしたのは、11月の月例パッチにおいてだった。だが、その時点でWindows RTタブレットは発売されてまだ2〜3週間しか経っていなかった。
Windows PCのユーザーは定期的なパッチのリリースに慣れている。だが、「iPad」や「Android」タブレットのユーザーはセキュリティ更新を毎月行う必要がない。そのため、定期的にパッチをOSに適用する必要があることを知らないWindows RTユーザーにとって、今回は新しい現実に直面する機会になるかもしれない。
ただし自動更新が有効になっていれば、ほとんどのユーザーはそれほど苦労することもなく切り抜けられるだろう。
12月11日には、「Internet Explorer 10」に対する初のセキュリティ更新も行われる。このパッチは深刻度が「緊急」となっており、セキュリティの脆弱性を修正して一部のマルウェアから影響を受けるのを防ぐ。また、このパッチは「Internet Explorer 6」から「Internet Explorer 9」までの過去のバージョンにも適用される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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