1975年の夏、宇宙探査が始まってまだ間もなかった頃、米航空宇宙局(NASA)エイムズ研究センターとスタンフォード大学は宇宙植民の可能性について検討していた。このブレインストーミングサミットから、「1975 NASA Summer Study(1975年NASA夏季研究)」が生まれ、宇宙での生活とはどんなものかに思いがめぐらされた。研究の焦点は軌道周回宇宙船で、研究の成果は「Space settlements: A design study(宇宙植民:設計研究)」という文書にまとめられた。
当時NASAの長官だったJames Fletcher氏はその序文で、同研究を人類にとっての大局的な質問と呼んだ。「この取り組みに参加した人々は、人類と経済に与える影響、さらには技術的な実現の可能性を評価するために、私たちの想像力を刺激し、知力を伸ばすようなビジョンを示してくれた」(Fletcher氏)
例えばこれは、輪状の「円環型コロニー」の内部が見えるように一部分を切り取った画像だ。クリックして先に進み、この研究で提示されたさまざまな画像を見てほしい。
提供: Rick Guidice/NASA