「Google+」の成長とFacebookとの戦い--グーグル製SNSの真価を探る - (page 4)

Casey Newton (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年12月06日 07時30分

 ユーザーがそれぞれのソーシャルネットワークで費やす平均時間に関する統計を入手したところ(古いデータであることは認める)、FacebookがGoogle+に非常に大きな差を付けていることは少し意外である。Googleが2012年6月に述べたところによると、アクティブユーザーは同サイトで1日当たり12分間過ごすという。2月にこのテーマに関する数値データをThe Wall Street Journalに提供したcomScoreに対し、われわれは最新の数値を要求したが、返事はなかった。

 Google+が公開されてから18カ月が経過したが、Facebookが今日の巨大な勢力になるまでには当然それ以上の時間を要した。そして、Googleが検索エンジンを公開したとき、同社はこの分野に参入するのが絶望的なほど遅かった、と人々が考えたことを忘れるのは簡単だ。

 これまでのところ、GoogleはGoogle+を利用して、同社の既存製品を改善することに注力している。同社がGoogle+を目的地に変え、Google+に頻繁に戻ってくる理由をユーザーに与えることに対して、より大きな投資を行うようになるとき、同ソーシャルネットワークはより大きな試練にさらされるだろう。Horowitz氏は、Google+をユーザーが友達に誕生日の祝いの言葉を伝えるためにアクセスするソーシャルネットワークにしたいと願っている、と述べた。それが実現するのは、まだまだ先のことだろう。

 たとえGoogle+がウェブで最も話題のサイトになれなかったとしても、Googleはそこから大きな利益を得られる立場にある。Facebookが負けることは、Google+が成功するための必須条件ではない。しかし、GoogleはFacebookを打ち負かすために、大量のリソースを投資するだろう。Horowitz氏が先週示したように、Googleは攻勢に出ている。同社がパンチを食らわせることができるかどうか、見物することにしよう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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