グーグル、「Speak2Tweet」を再開--シリアのインターネット遮断に対応

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年12月01日 10時03分

 GoogleとTwitterは、シリアのインターネット遮断を回避する手段として、人々がTwitterからボイスメッセージを発信できるようにするため、「Speak2Tweet」サービスを再開させた。

 Speak2Tweetサービスは、2011年2月のエジプトでのインターネット遮断中に提供が開始されたが、それ以降、ほとんど休止状態にあった。Googleは米国時間11月29日遅く、同サービスを再開させたとGoogle+上で発表した

 11月29日以降、シリア国内ではインターネットアクセスが完全に遮断されている。残念ながら、われわれは携帯電話や固定電話回線も正常に機能していないという報道を耳にしている。しかし、音声通話が幸運にも利用できる人々は、引き続きSpeak2Tweetを利用することができる。所定の国際電話番号(+90 212 339 1447、+30 21 1 198 2716、+39 06 62207294、+1 650 419 4196のいずれか)にダイヤルしてボイスメールを入れるだけで、投稿したメッセージがツイートされる。インターネットの接続は不要で、上記の電話番号をダイヤルするか、twitter.com/speak2tweetにアクセスすれば、投稿したメッセージを聴くことが可能だ。

 この新たな動きは、Googleがインターネットのオープン性を維持する政治的努力を継続していることを示すものである。また、Googleは、中国におけるインターネット検閲にも反対しており、先週には、インターネットに対する現行のガバナンスを保持し、国連機関である国際電気通信連合(ITU)に支配権を譲らないようにするために、「自由で開かれた」インターネット環境を支持する公開のロビー活動を開始している。

協定世界時間11月29日午前10:30、Akamai Intelligent Platformからシリアのユーザーに対するトラフィックがゼロになっている。
協定世界時間11月29日午前10:30、Akamai Intelligent Platformからシリアのユーザーに対するトラフィックがゼロになっている。
提供:Akamai

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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