ネットワークにおける4G LTEサービスが「iPhone 5」をサポートするに値するものかどうかは、Appleが判断を下すものであり、その逆ではないという。
このことを明らかにしたのは、業界情報サイトTelecoms.comの米国時間11月30日付けの記事だ。Swisscomの広報担当者は今週、Telecoms.comに対し、Appleによる4Gの承認手続きについて認め、「Appleは、通信事業者の稼働ネットワーク上でiPhone 5のテストを経てからでないと、4Gアクセスを有効にしない」と主張している。
言い換えると、Appleはある意味において、伝説となっている壁で囲まれた庭の中に4Gを囲い込み、ネットワーク通信事業者からかなりの範囲の制御権を力ずくで手に入れたことになる。ある4GネットワークがAppleの内部的な性能基準に達していると同社が判断した場合、3GからLTEへのステップアップを可能にするソフトウェアアップデートがそのネットワーク上において適用される。
一般的に、通信事業者は、自社ネットワークついて機器メーカーよりも権限を有してきたが、それは自社の高速デジタル通信網で粗悪な端末を扱うことによる混乱を引き起こさないようにするためであり、その順位が逆転したことはない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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