Appleのテクノロジ担当シニアバイスプレジデントであるBob Mansfield氏が米国時間11月28日、保有していたAppleの株式のうち3万5000株(2037万ドル以上に相当)を売却していたことが、29日午後に米証券取引委員会(SEC)に提出された書類で明らかになった。
1999年にAppleが買収したRaycer Graphicsから移籍したMansfield氏が保有するApple株は、今回の売却で3万株を少し下回った。なお、この株数には、ボーナスとして付与された制限付き株式は含まれていない。
10月に流出した、最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏から全社員宛てに送信されたメールでは、Mansfield氏は今後2年間、Appleにとどまる予定だとされていた。
Mansfield氏がApple株を売却するのは、もちろん今回が初めてではない。同氏はここ1年間で、自らの株式の99%を含め、オプションとして得た株式(2600万ドル以上に相当)を売却しており、その売却のニュースは一部の人々に驚きをもって迎えられた。
現在、Appleの半導体グループと無線グループの責任者を務める同氏は、2012年に入ってから退職の意向を表明していた。その決断は、Appleの幹部人事が刷新された結果、同氏が「将来の製品」に関するCook氏のアドバイザーという立場に就いたことで翻された。それから2カ月後、Appleは再び同氏の役割を変更し、前述のテクノロジグループの責任者に据えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」