シリアのインターネット遮断は同国政府によるものであるとして、オンラインハッカー集団のAnonymousが、同国外にホスティングされたシリア政府のウェブサイトに対するキャンペーンを実施すると発表した。
同国では米国時間11月29日よりインターネットが遮断されている。またTwitterでは、多くの人が電話回線も使用できない状態にあると報告している。Renesysによると、シリアの84のIPアドレスブロックはいずれもアクセス不可能になっており、同国はインターネットから事実上切り離された状態になっている。Renesysは、インターネットのルーティングデータを常時監視するリアルタイムのセンサーグリッドを運営している。
Anonumousは遮断を「包括的に分析」したうえで、シリアのBashar al-Assad大統領政権が同国につながる光ケーブルや同軸ケーブルを切断したと結論付けた、と話した。
同集団のプレスリリースには「彼らは物理的に『壁から回線を引き抜いた』」と書かれている。
Anonymousは遮断を「死にかけた政権による自暴自棄な動き」と表現し、「Operation Syria」と銘打ったキャンペーンを太平洋時間午後6時に開始すると述べている。シリア国外にホスティングされた、同政権のすべてのウェブ資産を削除するという。最初のターゲットはすべてのシリア大使館のサーバで、手始めに中国にある大使館を標的にするとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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