Appleは宇宙船のような外観の本社ビルを建築する計画だが、新たな報道によると、その計画に少しばかりトラブルが浮上しているという。
カリフォルニア州クパチーノに建設予定であるAppleの新本社ビルは、2016年半ばまでには完成しない可能性があるという。Bloombergが米国時間11月21日、クパチーノ市に提出された企画書の改訂版を引用し、伝えている。先の企画書では、同社が2012年に着工すると記されていたが、クパチーノ市側は、環境への影響を調査する作業が6月までに完了する見込みがないとして、着工を2014年に延期する可能性を示していた。
Appleは、2015年にこの新本社ビルへの移転を開始することを希望していた。
Apple共同創業者であった故Steve Jobs氏が、新たな本社ビル計画を打ち出したのは2011年のことだった。この本社ビルは、4階建てのリング状で、広さは実に280万平方フィート(約26万平方メートル)というもの。Appleは同年、現在の本社の収容人数が2800人であるのに対し、これを上回る1万2000人を新しいキャンパスに収容したいという希望を明らかにしていた。ただし、今回改訂された企画書では、その数字が1万4200人に大幅に増えている。
Jobs氏は2011年にクパチーノ市議会での発言で、「地上に降りた宇宙船のような」ビルには、「平面ガラスは使用されず、すべては曲面となる」と明らかにしていた。同キャンパスには、敷地の80パーセントに7000本の木が植えられる予定になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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